物価上昇と石油高
石油価格が高騰すると、物価が上昇します。
なぜ物価が上昇するのか?その仕組みを解説します。
身近な例では、グリコのポッキーが内容量を10%カットしましたね。
原油高の影響で、チョコレート製造に使われる乳製品の価格が、
高騰してしまったことが原因です。
石油高になると、商品物価が上昇する理由は、
商品を作るためのコストが増加するからです。
グリコのポッキーは、値上げではなく内容量カットという選択肢を取りましたが、
今後、食品業界で、値上げする商品も出てくるでしょう。
また食品業界以外の例を出しますと、
合成樹脂などは石油を原料として作られます。
すると、合成樹脂の獲得コストが上がるので、
合成樹脂を原料として作られる商品は、当然値上がりするわけです。
商品値上げをしなければ、企業が収益を上げられなくなりますからね。
石油は合成樹脂だけに使われるものではありません。
電気代(発電には石油エネルギーが必要)
機械を動かして生産する工業製品(機械を動かすには要ガソリン)
農産物(生産地から市場へ運送するには、トラックのガソリンが必要)
魚の価格上昇(漁船を動かすには要ガソリン)
身近なものをいくつか挙げてみましたが、
これ以外にも、値上がり(物価上昇)するものは沢山あります。
原油高になるだけで、企業が商品を作るコストが跳ね上がってしまうのです。
今、お店にならんでいる価格で売り続けると、企業は儲かりません。
その結果、物価上昇となるわけです。(商品価格の値上がり)
このように、原油高と物価は、密接に関連しているのです。
物価上昇が起こると、モノが売れなくなり、消費が冷え込みます。
すると経済全体が打撃を受けます。
過去、日本がオイルショックで打撃を受けたときは、
高度経済成長をストップさせられました。
今世界中で起こっている原油価格高騰が、
第三次オイルショックに繋がらないことを祈るばかりです。